初めて担当させて頂いた挙式の話

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誰でも仕事で初めて手応えを感じた時の事は覚えているのではないでしょうか。
ウェディングプランナーに関しても同じことが言えます。
特に初めて担当させていただいた挙式の話というのはいつまでも覚えているものです。

長々と今でも立ち寄ってくれる

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初めて挙式を担当させて頂いたご夫婦は数年前からのお付き合いになります。
もちろんプライベートでのお付き合いはありませんが近くに来た時などは立ち寄ってくださります。
そんな時、お茶をお出しする程度のことしかできませんが、近況を聞かせてくださったり今ではお子様も生まれて一緒に立ち寄ってくださるのでしばらくの間手が空いていればお子様と遊んだり、ご夫婦の幸せそうな会話を聞いて一層やりがいを感じることができるのです。

当時若かった2人は結婚式の費用などにも悩んでおり、できる限りのものを手作りで挙式をあげたいということでしたので私も精一杯お手伝いをさせていただきました。
どんなものが良いのかといった部分で画像でのアドバイスではなく、実際に織り方や作り方などを学びサンプルを作ったりしたこともよく覚えています。
ゲストもさほど多くはない挙式でしたが、お2人のご両親からも非常に嬉しい感謝の言葉をいただきお2人も本当に幸せそうで、こちらまで涙が出てしまうような素敵な挙式でした。

一つ一つの挙式にそれぞれのドラマがある

ウェディングプランナーとして仕事をしていく上で、その都度、式にはそれぞれのドラマがあることを覚えました。
お2人の馴れ初めをはじめとして挙式が終了するまで本当に多くのドラマがあります。
>>結婚式の感動エピソード 浜松結婚式場一覧ハナプラ

そういったドラマに参加させていただき人生の大切な場面に立ち会わせていただけるというのは、この仕事をしていて最高の喜びに繋がる部分です。
初めての時は成功するかという不安を抱えていた部分もあり自分自身にも余裕がない中で精一杯お2人の気持ちを感じたり、挙式に反映させようと睡眠不足になりながら自分の中でアイデアを考えたものです。

今では多くの経験をさせていただいた中で、パッとアイディアも思いつくようになりましたが、それでもやはりその時々の挙式によって学ぶことは必ずあります。
手助けさせていただくことで、こちらこそ感謝の気持ちを持たなければならない仕事です。

フリーだからこそ距離が近い

会場で働くプランナーに比べてフリーに働いているプランナーは依頼主様との距離が近いと言う特徴があります。
会場という枠に縛られず、まずはお2人の希望を聞きながら会場選びを行うというところがスタート地点になるので、次はどうするのかということを一つ一つ考えながらお2人と一緒に挙式当日を迎えることになります。
距離が近いからこそ依頼者様も気を許して様々なことを話してくださいますので、プランナーとしても希望通りの内容を考えやすい部分があります。

初めて担当させていただいた挙式だけでは無くその後の挙式に関してもひとつひとつどのような演出をしたのか、どんなアドバイスをしたのかをノートにまとめるようにしています。
多くの経験を積んでも、やはり仕事上悩んでしまうこともあり少しモチベーションが下がってしまう事もありますね。
そんなときはノートを読み直し再び自分の中でこれまでの経験をフルに思い出しながらベストを尽くせるように心がけています。